声質は才能?テクニックで補うには?
声質=才能?
声質テクニックの種類
声質を変えるには?
◆声質=才能?声質と言うのは個人的に2種類あるものだと思っている。
生まれながらに持ったもの、あるいは育ってきた環境で変化した、所謂真似できない声質。
テクニックや訓練である程度カバーできる、スキルの意味での声質だね。
真似できない方に関しては後からどうこうの話ではないけれど、よく考えてみてほしい。
結局一人として同じ人間がいない中で、全く同じ声を持っている人がどれだけいるのだろうか。
つまり、誰しもが真似できない声質と言うものを持っているというわけだ。
じゃあそれを才能として開花させるにはどうしたらいいの?
そこで、テクニックによる声質の話になっていく。
そもそも声と言うのは、喉の声帯が空気が通るときの振動で震えることで発生する"音"だ。
振動数によって高低が違ってくるし、それは声帯の形や大きさなどでも変わってくる。
しかも究極聞き手によって聞こえ方が変わってくるわけで、ここまでくるともう何が何やらだよね。
話はそれたけれど、要は声帯を自由自在に震わせることさえできればそれこそテクニックだ。
それでは声優さんが使い分ける主なテクニックボイスを紹介するよ。
○ウィスパー
その名の通り囁くような、息が漏れ出るような表現。
○ファルセット
俗に言う裏声。柔らかい雰囲気が出る。
○エッジボイス(ボーカルフライ)
声を可能な限り低くした、ざらついたような声。
○チェストボイス
地声を活用した基本の発声方法。基本を押さえなければ他の声は身につかないよ。
○ミドルボイス
裏声を地声に聞こえるように発声するテクニック。
○ミックスボイス
裏声なようで地声のようで、混ぜ合わせたような声。
まずは喉の筋肉の使い方を覚えなければいけない。
一番重要なのは喉の上下する筋肉。これは外喉頭筋といって、どんな声を出す時にも活用するものだよ。
上に挙げれば高めで若々しい声になって、逆に下げると響きのあるオペラ的な声になるね。
加えて声量も重要で、思った時に一定の声量を出せるように、やっぱり肺活量は必須で鍛えておかなければいけない。
他にも内喉頭筋という声帯の開閉に関わる筋肉も声質には重要。裏声を出す時はこの筋肉が声帯を開いている状態なんだ。
逆に閉じると地声に近付いて、行きすぎるとシャウトのような荒い感じが出てくるよ。
もちろんこれらは学校のレッスンでも基礎中の基礎として教えてくれるので、興味があればまずは体験入学などに行ってみよう。