ナレーターになるには
ナレーターになるには
ナレーターの収入
ナレーターの将来性
◆ナレーターになるにはナレーターは声優の仕事の一つで、テレビを始め、カーナビや公共施設の音声案内、ラジオ番組への出演、VPと呼ばれる企業のPRなどに使用される映像や、最近ではネット配信番組なども増えてきてますますナレーターの活動の場は広まっている。
一口にナレーションと言っても、そのジャンルは多岐にわたり、バラエティやドキュメンタリー、スポーツ実況、ニュース、CMなど日々さまざまな場面で活躍している。
ナレーターは、冷静にニュースを伝える事がメインとなるアナウンサーとは違い、様々な種類の番組を担当する分、正確に台本や原稿を読み上げる能力以外にも非常に高い表現力が求められる。
ナレーターの仕事には、ただ読むのではなく声によって映像や状況を演出するという役割があるため、声の演技を専門とする声優にとって最適な仕事だといえるね。
しかし、アニメや吹き替えなどの「役になりきる」演技とは違って
番組の内容を伝わりやすく、視聴者が共感できるように表現をしなければならないといったアニメ声優とは違うベクトルの演技力・表現力が求められるため、伝えることに特化した練習も重要になってくる。
プロになるためには様々な方法があるけれど、「どの番組でどういったナレーションをするのが理想的か」「自分にはどういった番組のナレーションが合うのか」などを独学で見極めていくのは中々難しいのではないだろうか。
客観的な視点で、プロから自分にはどのジャンルが合うかを助言してもらうために、専門学校や養成所に通うという手もある。
自分にはどんな番組のナレーションが向いているのか適性を理解して、自信を持ってオーディションを受けることができるようになると、その自信が採用につながっていく。
声優の仕事は実力至上主義・人脈を作ることが基本。ナレーターも勿論例に漏れず実力と人脈がものを言う。
また、「この番組と言えばこの人のナレーション」といった印象付けをするためには
ただ声がきれいなだけでは勤まらず、表現力と個性を磨き上げることが大切だ。
ナレーターの多くは番組や制作会社などに依存せずフリーランスとして働いている。
そのため、給料は歩合制になることが多い。
印象に残る個性・表現力を磨き、現場に求められるナレーターになれば看板番組を持つことができるため、ある程度安定した収入を見込めることもある。
また、実力さえ認められれば様々な番組からオファーが入り、より多くの収入を得ることができる世界だ。
ナレーターは前述の通りフリーランスで働くことが多いものの、その他にも映像関連の制作会社や司会などを受け持つためにイベント会社に就職するなどの道もある。
完全歩合制の仕事が不安な場合はこういった働き方を選ぶこともできるのだ。
最近はテレビ番組の需要が下がっていると言われるものの、過去にテレビ番組の台頭で下火になったと言われているラジオさえまだまだ放送が続いているのだからさまざまな世代に根付いたテレビ放送という文化が容易に無くなることはないだろう。
また、動画サイトの普及やwebラジオなどの需要は年々高まっていて、アニメや吹き替えの声優として活動する傍らで、ナレーターとしても複数の番組を受け持ち活躍の幅を広げている声優も少なくない。
時代が変わっても常に現場で求め続けられるため、実力次第で様々な媒体で活躍できる将来性のある職業といえるね。